イベント雑踏警備の難しさや喜びについてまとめてみました

唯心警備の話 警備業務について

230511_crowd

雑踏警備とは、大規模なイベントや集会などで、人々の安全を確保するために行われる重要な仕事です。

数多くの人々が集まる場所では、混雑やパニック状態が発生するリスクがあります。そのため、警備員たちは状況を把握し、円滑な人の流れを確保する役割を果たします。

弊社、株式会社唯心の警備事業部でも、建設現場を対象とする警業務のほか、イベントを対象とする雑踏警備も請け負っており、今後も多くの現場を担当することが予定されています。

以前にも雑踏警備に関する記事を掲載しましたが、今回は弊社の隊士からの声を集め、雑踏警備という業務について、難しさや怖さ、そして喜びや楽しさについて紹介したいと思います。

予測と連携が大事な雑踏警備

 

こちらにも雑踏警備についての維持を掲載しています。合わせてご覧ください。

雑踏警備の難しさと醍醐味

230511_crowd_02

警備士として、私たちは現場の決まり事を厳守する責任があります。しかし、同時に私たちは楽しみにご来場される方々に不快な思いをさせたくないという思いも強く持っています。

イベントに参加する人々は、喜びや楽しみを求めて集まってきますので、私たちの役割は彼らが安心して楽しむことができる環境を提供することにあります。

特に交通誘導の場面では、10人いれば10人の要望が存在し、それぞれの要求に適切に対応する必要があります。例えば、歩行者の方が早く渡りたいという要望に対しては、安全を最優先に考えながらも、できる限り円滑な流れを確保するように心掛けます。また、車両の運転手がスムーズに進行できるように協力し、信号や標識の指示に従って交通を誘導します。

現場のルールを守りつつ、来場者の方々が不快な思いをしないように、その場その場で適切な判断をして、柔軟に動く。

これが難しい部分と言えますが、同時に醍醐味とも言えるでしょう。

雑踏警備の怖さと、心がけること

230511_crowd_01

雑踏警備の怖さ。それは甘い想定がイベントの計画に入っていた場合に、最悪の結果を起こしかねないという部分にあります。

多くの人々が集まるイベントでは、それぞれが予測不能な行動をするものです。

人々はイベントに興奮し、予想外の行動をとることがあります。警備士として私たちは、そのような行動に対応する必要があります。事前の警備計画が非常に重要であり、緻密な計画を立てることで予期せぬトラブルを最小限に抑えることができます。

過去に起きた明石花火大会での悲劇は、私たち警備士にとっても忘れられない教訓となりました。事前の警備計画がずさんだったため、重大な事故が発生した例となるイベントです。その悲劇を思い起こすと、警備計画の重要性が一層明確になります。私たちは、過去の教訓を生かし、今後のイベントでの警備計画に十分な時間と努力を注ぐ必要があります。

今年も夏に予定されている花火大会雑踏警備に関して、驚くことに土日ではなく平日に設定されました。おそらく、警察などから許可が降りなかったためだと思われます。何が起こるか分からないという不安は、この花火大会の予定変更からも伺えます。

こういった不安や怖さを払拭するためには、全うすべき役割を確認し、予測できるトラブルであったり問題点について、事前にある程度解決しておくことにあります。

これができれば、どんな現場でも落ち着いて、各隊士連携して業務に当たることができるでしょう。

雑踏警備の楽しさと喜び

230511_crowd_03

イベント雑踏警備には、楽しい部分もちろん存在します。警備員として私たちの最大の喜びは、ご来場される方々の笑顔をたくさん見ることです。

イベントに参加する人々は、楽しみや喜びを求めてやってきます。その笑顔を見ることができるのは、私たちの貢献が彼らが楽しい時間を過ごせる一因となっているからです。

イベントが終了し、皆さんが「楽しかったね」と帰ってくださると、私たちも非常に嬉しく思います。その瞬間、私たちの努力と緊張した警備活動が報われたと感じます。参加者の満足度が高く、安心して楽しめたことは、私たちにとって大きな達成感です。

ご来場者の笑顔を見ることで、私たちの仕事の意義や重要性を再確認することもあります。彼らが安全に楽しい時間を過ごせるように、私たちの存在が必要であることを実感します。それは単なる仕事ではなく、社会貢献の一環としての使命感を感じる瞬間でもあります。

また、イベント雑踏警備では、参加者との一時的な交流やコミュニケーションも経験することがあります。人々との会話や声援に応えることで、より良い雰囲気を作り出すことができます。お互いに笑顔や感謝の言葉を交わすことで、警備士と参加者との間に一体感が生まれます。

結局のところ、私たちの目指す目標は、参加者が安心して楽しい時間を過ごせるようにすることです。そのためにはプロの警備士としての仕事を全うすること、そして心のこもった対応が欠かせません。

参加者の笑顔や感謝の言葉を受けることで、私たちは自身の存在意義を再確認し、更なるやりがいを感じることができます。

警備士とは?を学ぶことができる雑踏警備

以上に挙げた通り、雑踏警備には難しい部分、怖い部分はどうしても存在します。しかしそれ以上に、達成感や喜び、楽しさといったポジティブな要素も存在しています。

様々な要素が絡む業務だからこそ、その中には「警備士とは?」という問いに対する答えが詰まっています。仕事内容としても、心構えや姿勢としても。

今回は弊社の警備士たちの声から、雑踏警備という業務の様々な面について紹介しました。これらを踏まえて、私たちと現場に立ち、プロの警備士として切磋琢磨できる仲間が増えることを、心から期待しています。

株式会社唯心 警備事業部について

221201_seminor_top

株式会社唯心 警備事業部は、東京都を拠点に建設・工事現場を対象とした警備事業を請け負っています。

会社名 株式会社 唯心(YUISIN Co., Ltd.)
所在地 〒111-0022 東京都台東区清川1-23-1
連絡先 TEL 03-6458-1011(警備事業部代表)
設立日 2012年11月6日
事業内容 ・総合警備事業
・葬祭関連事業

採用情報は、以下のページにてご確認ください。

採用情報 RECRUIT

↓唯心で働く警備士からのメッセージはこちら↓

唯心からのメッセージ

 

関連記事

最近の記事

  1. 幹部候補を中心とした社内セミナーを行いました。

  2. 新たに交通量調査業務をスタートしました。

  3. 仕事におけるアンガーマネジメントの重要性とは