夜間警備のプロに学ぶ、効果的な対策と注意点

警備業務について

株式会社唯心 警備事業部です。

今回は夜間の警備業務にフォーカスしてみたいと思います。

昼間と夜間。時間帯が違うだけで、行うことは同じなのでは?と思う方もいるかと思います…が、それは違います。

様々な条件や環境が、昼間と夜間では変わってしまう為、それに合った意識の変化、注意の強化をしなければなりません。

夜間警備の注意点や意識について、一つ一つ見ていきましょう。

前回の記事はこちら↑

視界、見通しの変化

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暗くなると視界は悪くなり、人や車の判別や、距離感が適正に捉えづらくなります。

その為行わなければいけない行動のひとつが、立ち位置の変更です。

例えば昼間、走行する車両の位置を正確に把握できていたとしましょう。しかし同じ意識で夜間に入ると、距離感は狂い始めるでしょう。

周囲が見えにくくなること、車両自体がほぼライトしか見えなくなること、3次元での空間が捉えづらくなること…。

様々な要因によって、夜間の視界は昼間よりも悪くなります。昼間以上に注意して、誤認が起きないようにしなければなりません。

人の流れと性質の変化

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昼間は通勤通学で急ぐ方、駅へ向かう方など多くの人の流れがあります。これはある程度、その時間の社会の流れに沿った動き、といえるでしょう。

しかし、夜間の人の動きはバラバラです。

誰もいないと油断すると、不意に歩行者や自転車が現れる事があります。視界の変化によって人の存在にも気づき辛くなるので、特に注意が必要です。

また、泥酔者の方も頻発するようになるので、コミュニケーションが取れなかったりすることも。

昼間に起こり得なかったことが、夜間には起きてくるのです。イレギュラーな対応が起こりやすいのが、夜間の特徴になります。

照明による人影の消失

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夜間の工事現場では、必ず照明を使用して、仕事を行います。この照明が、実は危険の元にもなり得るのです。

道路工事等の夜間警備で、照明の光源を背負う位置に入ると…車輌からの視点では、警備士の姿が消えてしまう現象がおきます。これが非常に危険です。

場合によっては監督、作業員に頼んで照明の位置や方向を変えてもらう必要があります。

細かな点に思えるかもしれませんが、重大な事故が起きる要因なので、甘く見ずに捉えておきたいところです。

生活リズムの変化による体調不良

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現場の変化だけではなく、自身の体調にも注意を払う必要があります。

人間は夜間に寝て、昼間に活動することがやはり基本。このリズムに反する夜間勤務の場合、しっかり体調管理をしないと、簡単に体調不良を起こしてしまいます。

風邪を引きやすくなる、疲労が溜まりやすく抜きにくくなる…身体のケアをしないと、簡単に体調は崩れてしまいます。

そのためにも、自身で行うことができるケアを習慣化することが大切です。

  • 休日や空き時間の睡眠時間の確保
  • 寝具を揃えるなど睡眠環境の向上
  • 栄養バランスの取れた食事の摂取
  • ウォーキングやフィットネスなどの適度な運動
  • 趣味や仲間との会話などのストレス発散

特別なことではなく、少し意識すれば改善できるものも多いので、できることから勤務外の生活を整えてみましょう。

夜間勤務はまた別の仕事

「昼間の勤務の延長」。夜間の勤務を行う上で、これは間違った考えと言えます。

業務を行う環境がよりハードになる分、事故を起こしたり、事故に巻き込まれる確率も昼間に比べ高くなるでしょう。昼間とは違う条件、環境の中で、その時にあった行動や、リスクを減らす選択をする必要があります。

同僚やともに仕事を行う業者の方々と共に、様々なリスクを想定して仕事を進めていくこと。

夜間勤務を行う際には、こういった点を理解して、適切に、無理なく行うよいにしましょう。

2号警備という仕事についての基礎知識は、↑の記事からご確認ください。

株式会社唯心 警備事業部について

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株式会社唯心 警備事業部は、東京都を拠点に建設・工事現場を対象とした警備事業を請け負っています。

会社名 株式会社 唯心(YUISIN Co., Ltd.)
所在地 〒111-0022 東京都台東区清川1-23-1
連絡先 TEL 03-6458-1011(警備事業部代表)
設立日 2012年11月6日
事業内容 ・総合警備事業
・葬祭関連事業

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