交通誘導警備員は、道路工事現場やイベント会場などで、車両や歩行者の安全を確保する重要な役割を担っています。その中でも、誘導灯は視覚的に明確な指示を伝えるための必須アイテムです。
本記事では、誘導灯の基本的な使い方や注意点、さらに交通誘導に必要な他の道具について詳しく解説します。
誘導灯とは?
誘導灯は、警備員が車両や歩行者に対して進行方向や停止の指示を出す際に使用する棒状のライトです。特に工事現場、道路などで目にする機会が多いことでしょう。
特に夜間や視界が悪い状況で、その光によって遠くからでも指示が確認できるため、安全な交通誘導に欠かせない道具となっています。
また、昼間でも積極的に使用することも多いです。「誘導員の案内」という意図がドライバーや通行人にも伝わりやすい為、誘導灯を使うことで分かりやすく、安全な誘導を行うことが出来ます。
交通誘導に必要な道具を紹介
交通誘導を行う際には、以下の道具が必要となります。
誘導灯/誘導棒
車両や歩行者に対して視覚的な指示を出すためのライト。交通誘導警備員が車や歩行者に進行・停止といった指示を伝えるために使用します。特に夜間や暗い場所で、誘導を確認しやすいように活用されることが多いです。
手旗
赤と白の旗で、主に片側交互通行の際に使用されます。赤は停止、白は進行を示します。
警笛
音によって注意を喚起するための笛です。緊急時や視覚的な指示が伝わりにくい場合に使用されます。
基本的な誘導灯の使い方
誘導灯を使用する際の基本的な動作は以下の通りです。
停止の予告
前方から来る車両を停止させる前に、誘導灯を縦に持ち、頭の上で大きく左右に振ります。これにより、運転手に停止の準備を促します。
車両の停止
停止予告の後、誘導灯を右手に持ち、頭上で地面と水平になるように構えます。運転手から見える位置で指示を出し、車両を安全に停止させます。
進行の指示
車両を進行させる際は、進行方向に対して平行に立ち、左手を進行方向に向けます。右手に持った誘導灯を下から進行方向に向かって、円を描くように振ります。
これらの動作を正確に行うことで、運転手に明確な指示を伝えることができます。
誘導灯の使い方の注意点
誘導灯を使用する際には、以下の点に注意が必要です。
動作は大きく、ゆっくりと行う
小さな動きや速い動作は運転手に伝わりにくいため、動作は大きく、ゆっくりと行います。
周囲の安全確認
指示を出す前に、周囲の状況を確認し、他の車両や歩行者に注意を払います。
自身の安全確保
車両の急発進や予期せぬ動きに備え、常に自分の安全を確保する位置で指示を出します。交通誘導警備員の自己を防ぐ為にも、自身の安全意識も高く持ちましょう。
これらの注意点を守ることで、事故のリスクを減らし、安全な交通誘導が可能となります。
誘導灯を使う意味
誘導灯は、視覚的に明確な指示を伝えるための重要な道具です。特に夜間や視界が悪い状況では、その光によって運転手や歩行者に指示を伝えることができます。
また、誘導灯を使用することで、警備員自身の存在を周囲に知らせ、安全性を高める効果もあります。
誘導灯を使用しなければ、誘導の意図が伝わらず、現場に混乱が起きる可能性が高くなり、事故を誘発してしまうでしょう。シンプルな道具ではありますが、誘導業務では欠かすことの出来ないアイテムの一つです。
安全で、わかりやすい誘導を心がける
交通誘導において、誘導灯の正しい使い方や他の道具の適切な使用は、安全で円滑な交通の流れを確保するために欠かせません。
警備員一人ひとりが基本を徹底し、注意点を守ることで、事故やトラブルを未然に防ぐことができます。常に安全第一を心掛け、適切な誘導を行いましょう。
株式会社唯心 警備事業部について
株式会社唯心 警備事業部は、東京都を拠点に建設・工事現場を対象とした警備事業を請け負っています。
会社名 | 株式会社 唯心(YUISIN Co., Ltd.) |
所在地 | 〒111-0022 東京都台東区清川1-23-1 |
連絡先 | TEL 03-6458-1011(警備事業部代表) |
設立日 | 2012年11月6日 |
事業内容 | ・総合警備事業 ・葬祭関連事業 |
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