チームで守る安全。交通誘導員に欠かせない“ホウレンソウ”の力

唯心警備の話 警備業務について

251121_hourensou_01

交通誘導の現場において、私たちが最も大切にしているのが「安全」と「信頼」です。 これらを守るために欠かせないのが、皆さんもよく耳にする「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)」。

一般的なオフィスワークでも基本とされる言葉ですが、私たち2号警備(交通誘導・雑踏警備)の世界では、少し重みが違います。これは大げさではなく、自分と仲間の命、そして歩行者の安全を守るための「命綱」だからです。

一人のほんの小さな判断ミスが、大きな事故につながる現場だからこそ、小さな違和感を共有し、正確に声を掛け合うことが重要になります。

「報告」― 違和感をそのままにしない

現場に立っていると、「あれ?」と思う瞬間があるはずです。

  • 「今日は工事車両の出入りが激しいな」
  • 「急に歩行者が増えてきた気がする」
  • 「近くで別のイベントをやっているみたいだ」

こうした小さな変化は、危険のサインかもしれません。 「これくらい大丈夫だろう」と飲み込まず、すぐにリーダーや仲間に伝えること。それが早めの対応につながり、現場全体の安全な流れを作ります。

特に大切なのが、進行状況を伝える「経過報告」です。 「車が詰まってきました」「今、一時的に人が溢れています」 こうしたリアルタイムの声を上げることで、チーム全体が先手を打って動けるようになります。

「連絡」― 言葉のキャッチボールが連携を生む

交通誘導はチームプレーです。それぞれの持ち場で全体を見ながら動くため、「連絡」はまさに現場の要。

無線やハンドサイン、そして直接の声かけ。 これらがスムーズなら、驚くほど安全で無駄のない誘導ができます。逆にここが滞ると、「大型車が来たのに道が開いていない!」といったヒヤリハットにつながりかねません。

コツは「短く、はっきりと」。 特に無線では、「南側、通行再開します」のように、結論から簡潔に伝えると相手にスッと届きます。

「相談」― 迷うことは恥ずかしいことじゃない

現場では、瞬時の判断を迫られる場面が多々あります。 「この車、先に通していいのかな?」「誘導位置、ここで合ってる?」 そう迷ったときこそ、「相談」の出番です。

「判断に迷う」「ちょっと不安だ」 そう思った時点で、すぐに声を上げてください。自分ひとりで抱え込んで事故になるより、聞いてしまったほうが随分マシ。これは新人だけでなく、ベテランも同じです。 現場の状況は生き物のように毎日変わります。「慣れ」で判断せず、確認し合える姿勢こそが、プロとしての信頼を生みます。

まとめ:声をかけ合うだけで、現場はもっと強くなる

ホウレンソウは、単なるルールではありません。 危険を察知し(報告)、状況を共有し(連絡)、正しい判断を導く(相談)。このサイクルが自然に回っている現場は、事故も起きにくく、雰囲気も抜群に良くなります。

  • 気づいたらすぐ報告
  • 動く前に連絡
  • 迷ったらすぐ相談

今日もこの3つを合言葉に、声をかけ合いながら、安全で安心できる現場を作っていきましょう。

株式会社唯心 警備事業部について

221201_seminor_top

株式会社唯心 警備事業部は、東京都を拠点に建設・工事現場を対象とした警備事業を請け負っています。

会社名株式会社 唯心(YUISIN Co., Ltd.)
所在地〒111-0022 東京都台東区清川1-23-1
連絡先TEL 03-6458-1011(警備事業部代表)
設立日2012年11月6日
事業内容・総合警備事業
・葬祭関連事業

採用情報は、以下のページにてご確認ください。

↓唯心で働く警備士からのメッセージはこちら↓

関連記事

最近の記事

  1. チームで守る安全。交通誘導員に欠かせない“ホウレンソウ”の力

  2. 現場で差がつく!片側交互通行(片交)を安全・スムーズに行うポイント

  3. 【警備業法を知る】現場で働く警備員が理解しておきたい基本知識