仕事において、感情のコントロールは重要な要素です。
もちろん警備業にとってもそれは同様で、特に怒りの感情をコントロールすることは自身のためにも、周囲の人間にとっても大きな意味を持ちます。
警備士は現場にて、通行人から作業員、現場監督など、多種多様な方々と接しながら業務をこなします。上手くいかないこと、思った通りにコミュニケーションがとれないこともあるでしょう。
そんな中、旧に怒りが湧いてくる瞬間もあるかもしれません。しかし、怒りを抑えることができなければ、最悪の結果を招くことになりかねません。
近年「アンガーマネジメント」と呼ばれる怒りのコントロール術が世間に広まり、私生活からビジネスシーンまで、多くの場で活用されてきました。
怒りをコントロールするための技術や考え方をアンガーマネジメントから学び、怒りの感情に振り回されない為の方法を習得していきましょう。
アンガーマネジメントとは?
アンガーマネジメントとは、簡単に言えば「怒りを適切に管理する技術」です。
このスキルはストレスが多い現代社会において、職場での人間関係を円滑にし、生産性を高めるために非常に重要な役割を果たす技術となります。
怒りは一度表に出てしまうと、簡単に抑えることはできません。しかし、怒りを理解して適切に扱うことができれば、怒りの質を変えたり、ある程度はコントロールすることができるといわれています。
アンガーマネジメントは現代のセルフコントロール、感情の制御に適した、具体的な方法なのです。
感情のコントロールの重要性
仕事において感情のコントロールは、円滑に作業を遂行する為に必要なものです。
感情が爆発してしまうと、判断力が鈍り、周囲との関係にも悪影響を及ぼすことがあります。警備業でいえば、冷静な案内や誘導はもちろんのこと、周囲との連携において大きな障害となってしまいます。
怒りは職場の雰囲気を悪化させ、チームワークに支障をきたす可能性があります。適切な感情の管理は、これらの問題を防ぎ、健全な職場環境を維持するのに役立ちます。
怒りを抑える為の具体的な方法を知ろう
怒りをコントロールするための具体的な方法はいくつかあります。「怒りを抑えなければ…」と念じるだけで解決すれば良いのですが、大抵はそうはいきません。
具体的な方法を知ることで、効果的な怒りへの対処を行うことができます。
怒りの感情が出たら、6秒間やり過ごす(気を逸らす)
この方法は、アンガーマネジメントの中で最もよく耳にする方法かもしれません。
人間の怒りのピークは6秒と言われている為、6秒間怒りをやり過ごすことができれば、徐々に怒りが収まってくるというもの。
ただし、6秒経っても怒りは収まらず、より増幅してしまうという話も聞きます。これは怒りをただ我慢している状態にあることが問題です。
6秒間は怒りの原因に集中することなく、他のことを考えたり、意識を逸らす工夫をしてみましょう。
意識を怒りから逸らし時間を経過させることができれば、徐々に冷静な感情を取り戻すことができるでしょう。
その場から離れる
意識を逸らすことの一種になりますが、物理的にその場から離れることが可能なら、すぐに怒りの対象から離れることが大事です。目の前に怒りの原因がある環境に身を置き続けることはやめて、すぐに環境を変えてしまいましょう。
環境を変えるだけでも、ぐっと心持ちは変化します。物理的に、意識を別のところに持っていく作業は、とても効果的な手段です。
怒りをスコア付けしてみる
人生において「1」が最も大したことない怒り、「10」が人生で最大級の、許せない怒りだと定義付けします。
自身が怒りの渦中にいる時、今この瞬間の怒りは1~10のどのレベルなのか、当てはめてみましょう。
以外と低いスコアだと気付いて怒りが収まることもあれば、やや高くても、冷静に今感じている怒りを分析し、衝動的な行動が起きにくくなったりします。
なぜ怒ってしまうのか、その理由を考えてみる
怒りの感情ではなく、怒りの理由や背景に焦点を当ててみましょう。
なぜ私は、相手は怒っているのか。何が原因で、それを解決するためにはどうしたら良いのか。
理路整然に考えようとすることで、意識は徐々に冷静さを取り戻していくでしょう。
感情とうまく付き合うこと
怒りを排除するのではなく、うまく付き合っていくことが大切です。
怒りは悪ではなく、誰しもが持っている重要な感情の1つ。怒りを感じて当たり前です。
怒りを否定すれば、怒りを感じている自分を否定することにも繋がりかねません。怒りを感じることが悪いのではなく、怒りにまかせてコントロール出来なくなることに危険が潜んでいるのです。
怒りを感じている自分を認めつつ、うまく対処していく意識を持ちましょう。
まとめ
このように、アンガーマネジメントは仕事の効率だけでなく、職場の人間関係や健康にも良い影響を与える、重要なスキルです。
日々の業務の中で、これらの技術を身に付け実践することで、より快適で誰もが円滑なコミュニケーションを図り、その中で仕事を行うことができます。
完璧に怒りをコントロールする必要はありません。少しでもアンガーマネジメントの意識を持ち、冷静に感情を扱っていく意識を新たに持っていきましょう。
株式会社唯心 警備事業部について
株式会社唯心 警備事業部は、東京都を拠点に建設・工事現場を対象とした警備事業を請け負っています。
基本情報
会社名 株式会社 唯心(YUISIN Co., Ltd.)
所在地 〒111-0022 東京都台東区清川1-23-1
連絡先 TEL 03-6458-1011(警備事業部代表)
設立日 2012年11月6日
事業内容
- 総合警備事業
- 葬祭関連事業
- 交通量調査事業
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