交通誘導のプロが教える!現場で役立つ安全確保の極意

警備業務について

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工事現場やイベント会場など、交通誘導員の存在は、安全な交通の流れを維持するために不可欠です。この記事では、株式会社唯心 警備事業部の、プロの交通誘導警備士が実践する、現場で役立つ安全確保の極意を詳しく解説します。

1. 安全確保の基本原則

交通誘導の現場で、常に意識すべき基本的な原則を以下にまとめました。

原則内容具体的な方法
視認性自分の存在を明確にする・目立つ服装・装備:蛍光色の制服、反射材付きベスト、ヘルメットなどを着用。(清潔に保つ)
・装備の点検:誘導灯、旗などの状態を始業前に確認。
・明るさの確保:夜間は十分な照明を確保。
予測危険を予知する・危険予知:車両や歩行者の動きから危険を予測。「〜かもしれない誘導」を心がける。
・死角の意識:建物や車両の陰など、死角に注意。
連携チームで協力する・情報共有:誘導員、現場監督、作業員と情報共有。
・明確な合図:統一された合図を大きく、はっきりと行う。
・無線機の活用:離れた場所との連絡に活用。
冷静落ち着いて対応する・平常心:交通量が多い状況でも慌てない。
・感情のコントロール:クレームなどにも冷静に対応。

2. 安全確保のための具体的なテクニック

さらに安全性を高めるための、プロの具体的なテクニックを解説します。

  • 1 立ち位置
    • 視認性 運転手から見える位置に立つ。
    • 安全距離:車両から安全な距離を確保し、退避スペースを確保。
    • 死角回避:死角になる場所に立たない。
    • 作業範囲:誘導対象の作業範囲に入らない。
  • 2 合図
    • 明確性:大きく、はっきりと合図を行う。
    • 確認 相手に伝わったか確認する。
    • 指示 一つの動作で一つの指示を出す。
    • 誘導灯:夜間は誘導灯を効果的に使用する。
  • 3 状況把握
    • 視野 :周囲全体に注意を払う。
    • 聴覚 :車両の音など、周囲の音にも注意する。
    • 変化 :異常な動きに気づく。
  • 4 コミュニケーション
    • アイコンタクト:ドライバーと目を合わせる。
    • 感謝 :協力してくれた人に感謝を示す。
  • 5 体調管理
    • 休憩: 適切に休憩を取る。
    • 健康: 健康管理に気を配る。

3. 危険な状況とその対処法

現場で遭遇する可能性のある危険な状況と、その対処法をまとめます。

状況対処法
割り込み・強行突破無理に止めない。状況を把握、記録して報告。
指示無視他の車両や歩行者の安全を優先。
悪天候視認性を高め、合図を大きく行う。
緊急車両接近速やかに進路を確保する。

4. 安全意識の継続的な向上

常に安全レベルを向上させるための取り組みについては、以下の方法になります。

  • 研修  :定期的に研修に参加し、知識を更新。
  • 経験共有:同僚と経験を共有し、学び合う。
  • 装備点検:装備を定期的に点検し、必要に応じて更新。

まとめ

交通誘導員の仕事は、人々の安全を守る重要な役割です。この記事で解説したポイントを参考に、安全第一で業務に取り組んでください。

株式会社唯心 警備事業部について

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株式会社唯心 警備事業部は、東京都を拠点に建設・工事現場を対象とした警備事業を請け負っています。

会社名株式会社 唯心(YUISIN Co., Ltd.)
所在地〒111-0022 東京都台東区清川1-23-1
連絡先TEL 03-6458-1011(警備事業部代表)
設立日2012年11月6日
事業内容・総合警備事業
・葬祭関連事業

採用情報は、以下のページにてご確認ください。

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